辞書の特徴
学習辞典(数年おきに改定される辞典):初心者から上級者まで使える
初めて学ぶ人は必ず最新版を買うこと。中古の旧版で安くすませると、最新の用語が収録されていない
だけでなく、単語に加わった新たな意味が記載されていないこともある(後者の方が問題)。中級・上級
者はインターネットや現地の辞典を活用して意味を調べることができるが、初心者、それも独習者となる
と困難極まりない。
一般的に4万から5万数千の見出し語を収録。一般語彙と専門知識を要さずに理解できる用語の範囲で言語
を習得・使用するのに十分。基本語彙(食べる、飲む、美しいなど、昔から変わらない言葉)の数はほぼ
変わらないため、辞典を改定する際は、新語(創造・発明された物の呼び名、流行語、昔から使われてい
る言葉に新たな意味が加わったもの)と古語を入れ替える。毎年何かしらの新語が生まれるが、その度に
辞書を編纂してはきりがないため、数年おきにまとめて改定する。これが、学習辞典の収録語彙数が4万
から5万に抑えられる理由である。
中辞典・大辞典:中級・上級者向け
学習辞典の一般語彙のほか、理解するのに知識を要する様々な分野の用語、人名、地名を多く収録。
中・大辞典は百科事典の要素もあると思うと良いだろう。滅多に改定されないが、学習辞典より内容が
豊富。大学で第一言語として専攻する人は初めから中辞典を購入しても良い。最新の学習辞典が新語を
収録しているとは言え、中級以上の読解・翻訳演習には対応できないこともある。本格的に学ぶ人は、
レベルに応じて学習辞典と中または大辞典を併用するのが望ましい。一般的に、中辞典は専門として
学ぶ人を、大辞典は研究者(学者や大学の講師・教授)や通訳者・翻訳者といった実務レベルで言語を
使う人を対象としている。
英語をはじめとするヨーロッパの言語の中・大辞典は出版されてから10年から30年経っているが、
一般語彙と専門用語が豊富なので、出版された後に生まれた言葉、新たに加わった意味、特定の分野に
特化した資料を除き、たいていの場合は十分にまかなえる。足らない部分は最新の学習辞典とネットの
情報で補える。
小辞典
学習辞典より安く、一般的に語彙数は数千から3万まで(3万語以上の物もある)。ただし、語義の記載が
限定的だったり、例文がない場合があるので、しっかりとした学習には不向き。現地で生活する人には
尚更である。
対象言語のみで書かれた辞典(例:英英辞典)
しっかりとした語彙力(理解力含む)をみにつけるには、この類の辞典を使用すること。
英語を含むヨーロッパの言語には、1単語でいくつもの意味を持つ語彙が無数にある。
日本語対応の辞典に全ての意味が記載されているとは限らないので、原語の定義を理解し、
相応しい日本語をひねり出し、頭にいれておくと良い。
初めて学ぶ人は必ず最新版を買うこと。中古の旧版で安くすませると、最新の用語が収録されていない
だけでなく、単語に加わった新たな意味が記載されていないこともある(後者の方が問題)。中級・上級
者はインターネットや現地の辞典を活用して意味を調べることができるが、初心者、それも独習者となる
と困難極まりない。
一般的に4万から5万数千の見出し語を収録。一般語彙と専門知識を要さずに理解できる用語の範囲で言語
を習得・使用するのに十分。基本語彙(食べる、飲む、美しいなど、昔から変わらない言葉)の数はほぼ
変わらないため、辞典を改定する際は、新語(創造・発明された物の呼び名、流行語、昔から使われてい
る言葉に新たな意味が加わったもの)と古語を入れ替える。毎年何かしらの新語が生まれるが、その度に
辞書を編纂してはきりがないため、数年おきにまとめて改定する。これが、学習辞典の収録語彙数が4万
から5万に抑えられる理由である。
中辞典・大辞典:中級・上級者向け
学習辞典の一般語彙のほか、理解するのに知識を要する様々な分野の用語、人名、地名を多く収録。
中・大辞典は百科事典の要素もあると思うと良いだろう。滅多に改定されないが、学習辞典より内容が
豊富。大学で第一言語として専攻する人は初めから中辞典を購入しても良い。最新の学習辞典が新語を
収録しているとは言え、中級以上の読解・翻訳演習には対応できないこともある。本格的に学ぶ人は、
レベルに応じて学習辞典と中または大辞典を併用するのが望ましい。一般的に、中辞典は専門として
学ぶ人を、大辞典は研究者(学者や大学の講師・教授)や通訳者・翻訳者といった実務レベルで言語を
使う人を対象としている。
英語をはじめとするヨーロッパの言語の中・大辞典は出版されてから10年から30年経っているが、
一般語彙と専門用語が豊富なので、出版された後に生まれた言葉、新たに加わった意味、特定の分野に
特化した資料を除き、たいていの場合は十分にまかなえる。足らない部分は最新の学習辞典とネットの
情報で補える。
小辞典
学習辞典より安く、一般的に語彙数は数千から3万まで(3万語以上の物もある)。ただし、語義の記載が
限定的だったり、例文がない場合があるので、しっかりとした学習には不向き。現地で生活する人には
尚更である。
対象言語のみで書かれた辞典(例:英英辞典)
しっかりとした語彙力(理解力含む)をみにつけるには、この類の辞典を使用すること。
英語を含むヨーロッパの言語には、1単語でいくつもの意味を持つ語彙が無数にある。
日本語対応の辞典に全ての意味が記載されているとは限らないので、原語の定義を理解し、
相応しい日本語をひねり出し、頭にいれておくと良い。