現代日葡辞典
出版社:小学館
大型版(1997年):24,000円+税
コンパクト版(2010年):4,180円
2001年に大型版を使ったことがあり、コンパクト版を購入。
見出し語数47,000、小見出し語数(見出し語の関連語)23,000。
生活で専門知識を要さずに理解できる・使用する語彙を収録。
こちらの記事(3ページ目)に書かれているように、話し言葉を基準にしただけあり、例文は
生活でよく使う表現が多い。小学館の『和伊中辞典』(1993年の初版)と変わらない内容の良
さ、という印象。収録内容を片っ端から、または自分の生活に必要な語彙と言い回しを学習す
ると相当な力がつくだろう。
注1)
ポルトガル語話者が日本語から引きやすいように、見出し語はアルファベット索引になっている。
アルファベット順であり、五十音順にアルファベットを併記している訳ではないので注意。
例えば、最初の見出し語は「あ」(A)、感嘆詞の「ああ」(aa)で、その次は「暴く(abaku)」
となっている。
注2)
小学館のサイトによると、2010年のコンパクト版は初版を全面修正し、中身は同じとのこと。
あくまでも初版の縮小版なので、1997年以降に文明の発達に伴い生まれた用語は載っていない。
初版と見比べていないので、修正点は分からない。
Amazonには、大型版に対してブラジルのポルトガル語の視点から捉えた否定的なレビューが
書かれていますが、著者がポルトガル人なので仕方ありません(スペイン人だけで編集した
スペイン語辞典に対して、中南米のスペイン語に対応していない、と批評するのと同じ)。
ポルトガルのポル語とブラジルのポル語の区別をしている語もあります。ブラジル在住の日本語
教師(ブラジル人)がこの辞書を使っているのだから、ブラジルのポル語に全く対応できない訳
ではないでしょう。ポルトガルとブラジルでは語彙と言い回しの違いがあるとは言え、全くの別
言語ではないのだから、生活に必要な語彙を日本語から引いて覚えると良いです。
「ブラジルのポルトガル語」を学びたい、もっと言うなら「ブラジルのポルトガル語」という名が
欲しいなら、こちらの記事で紹介されている、2010年に三省堂が出した『日本語 ブラジル・ポルト
ガル語辞典』があります。
ポル語、スペイン語と英語が国や地域によって語彙が異なるとはいえ、その多くが日常生活に密着
した使用頻度の高いもの、それも目に見える物の名詞を占め、全体の語彙の多くが異なる訳ではあ
りません。辞典を片手に、これらの言語で書かれた新聞記事を読んでみると実感するでしょう。
特定の国や地域特有の語彙の意味や表現が分からなければ、現地の人に尋ねたり、インターネットで
調べたりすればよいですし、その説明で使われる語彙は、しっかりした学習辞典に載っています。
ポル語もスペイン語も様々な国で使用されているぶん、国・地域特有の言葉があり、その多くを一冊
の辞書に収めようとしてもきりがありません。
英和・和英辞典に関しては、特定の地域に対応しているか否かの批評を見聞きしたことありませんが、
ポルトガル語とスペイン語の辞典に関しては、なぜかポルトガル、ブラジル、スペイン、中南米のど
ちらかに偏っている、または対応していない、という否定的な意見が目に付きます(欧州と米国で出
版されている辞典では、このような声を見聞きしたことがありません)。これらの言語を学ぶ日本人
には、自身の思い入れの強い国や地域を排除されたという感情が芽生えるのでしょうか。
大型版(1997年):24,000円+税
コンパクト版(2010年):4,180円
2001年に大型版を使ったことがあり、コンパクト版を購入。
見出し語数47,000、小見出し語数(見出し語の関連語)23,000。
生活で専門知識を要さずに理解できる・使用する語彙を収録。
こちらの記事(3ページ目)に書かれているように、話し言葉を基準にしただけあり、例文は
生活でよく使う表現が多い。小学館の『和伊中辞典』(1993年の初版)と変わらない内容の良
さ、という印象。収録内容を片っ端から、または自分の生活に必要な語彙と言い回しを学習す
ると相当な力がつくだろう。
注1)
ポルトガル語話者が日本語から引きやすいように、見出し語はアルファベット索引になっている。
アルファベット順であり、五十音順にアルファベットを併記している訳ではないので注意。
例えば、最初の見出し語は「あ」(A)、感嘆詞の「ああ」(aa)で、その次は「暴く(abaku)」
となっている。
注2)
小学館のサイトによると、2010年のコンパクト版は初版を全面修正し、中身は同じとのこと。
あくまでも初版の縮小版なので、1997年以降に文明の発達に伴い生まれた用語は載っていない。
初版と見比べていないので、修正点は分からない。
Amazonには、大型版に対してブラジルのポルトガル語の視点から捉えた否定的なレビューが
書かれていますが、著者がポルトガル人なので仕方ありません(スペイン人だけで編集した
スペイン語辞典に対して、中南米のスペイン語に対応していない、と批評するのと同じ)。
ポルトガルのポル語とブラジルのポル語の区別をしている語もあります。ブラジル在住の日本語
教師(ブラジル人)がこの辞書を使っているのだから、ブラジルのポル語に全く対応できない訳
ではないでしょう。ポルトガルとブラジルでは語彙と言い回しの違いがあるとは言え、全くの別
言語ではないのだから、生活に必要な語彙を日本語から引いて覚えると良いです。
「ブラジルのポルトガル語」を学びたい、もっと言うなら「ブラジルのポルトガル語」という名が
欲しいなら、こちらの記事で紹介されている、2010年に三省堂が出した『日本語 ブラジル・ポルト
ガル語辞典』があります。
ポル語、スペイン語と英語が国や地域によって語彙が異なるとはいえ、その多くが日常生活に密着
した使用頻度の高いもの、それも目に見える物の名詞を占め、全体の語彙の多くが異なる訳ではあ
りません。辞典を片手に、これらの言語で書かれた新聞記事を読んでみると実感するでしょう。
特定の国や地域特有の語彙の意味や表現が分からなければ、現地の人に尋ねたり、インターネットで
調べたりすればよいですし、その説明で使われる語彙は、しっかりした学習辞典に載っています。
ポル語もスペイン語も様々な国で使用されているぶん、国・地域特有の言葉があり、その多くを一冊
の辞書に収めようとしてもきりがありません。
英和・和英辞典に関しては、特定の地域に対応しているか否かの批評を見聞きしたことありませんが、
ポルトガル語とスペイン語の辞典に関しては、なぜかポルトガル、ブラジル、スペイン、中南米のど
ちらかに偏っている、または対応していない、という否定的な意見が目に付きます(欧州と米国で出
版されている辞典では、このような声を見聞きしたことがありません)。これらの言語を学ぶ日本人
には、自身の思い入れの強い国や地域を排除されたという感情が芽生えるのでしょうか。